安見朋子のスペイン研修旅行記 

3日目 martes 12de

 朝は5時に起床!6時ロビー集合!会計を済ませ、サービスで出して頂いたコーヒーを暗い中ロビーで飲み、空港へ。さようならアリカンテ。アリカンテからマドリッドへ。また乗り継いで南西にあるセビージャに着いたのが昼の1時でした。空港でodexのリチャさんと合流し、ホセリート社のヘルマンさんに会い、車でホセリートのラボへ。その前に、oasisというレストランでお昼です。ラボで働いているベアトリスさんが、素敵な笑顔で迎えてくれました。

 ここまで車で2時間かかり、眠いのと大移動で胃がついていけなかったのですが、出てきたのはやはり、生ハム、イベリコ豚、豚、ぶた。ブタ。いろんな部位をがっつり焼いてくれたのですが、量が多い多い。初めはうれしくて美味しかったのですが、量にやられました。日本人は食べないなアと言われ、私の他はみんな男の人なのに、食べろと言われるのはなぜか女の私・・・。ヘルマンさんが黒ブタかも・・・。お腹がいっぱいになったところで、ラボへ。

 ホセリートラボでエストレマドウラだけではなく、アンダルシア地方にも豚は放牧されています。秋から春にかけて8ヶ月ほど雨は降りません。必ず外の牧草地にいます。およそ、10万haです。木や草やキノコなども食べます。気候などのバランスも大切で、これを守る為に新しい木を植えたり、そのための動物も飼育しています。50年ほど前は1頭200kgまで大きくなっていましたが、今では大きくても160kgくらいにしか育てません。生まれてから食べられるまでの2年間のうち、最後の5ヶ月(10〜2月)がどんぐりでの飼育です。(モンタネラといいます)1年で3回生産します。1回の生産で8000頭ほど生まれます。モンタネラの時期は放し飼いなので、良く食べよく動きます。これがとても大切で、Jamonの色に出てきます。ピンク色っぽいものは、運動がたりなかったものです。どんぐりはオレイン酸がたくさん含まれ、悪玉コレステロールを減らします。Jamonは熟成させるのに2年かけます。どんぐりの木の種類もたくさんあるので、1本1本違う風味のJamonができます。ラボを出て、いざ豚に会いに向かいました。

 いました!いました!ちょーいっぱいいます。10haの中に。今は9月なので、モンタネラに入る直前です。体重は90kg。これから5ヶ月で160kgまで太ります。人間が近づくとやはり逃げて行ってしまうのですが、しゃがんでいるとこちらへ歩いてきます。目が小さくてじっとこちらを見ている姿がとてもかわいい。さすがに、おしりはもりっとしてました。Jamonになってくるのを日本で待ってますと心の中で思い、牧場をあとにしました。外はまだ明るいので時間の感覚がなくなりますが、pm8:00です。それから4時間かけて北のサラマンカまで向かいました。

 ちょうど4時間、am0:00ホテルに到着。お腹は空いてませんでしたが、簡単なものを食べて外のバーで飲んでホテルに戻り、休みました。移動距離がはんぱない一日でした。

ホセリートのラボで説明してくれた

ベアトリスさん

10万ヘクタールの中のちょっと

後ろ足は見覚えのある形ですね

    

                                              

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